風俗嬢ユリア

ようこそ欲望で溢れる世界へ

彼に惚れた話

 

 

私が彼に抱いていた感情は

恋心とかトキメキとかそんな甘い言葉は

似合ってなくて、独占欲と欲情。

 

この2つの感情で

私は彼に依存してしまいました。

 

 

彼に触られたところは

いつまでも暖かくて心地よくて

彼の腕の中で眠れたらどんなに幸せだろう、と

何回も何回も思いました。

 

彼との行為の最中は

何も言葉を交わしません。

 

お互いの目を見て、お互いの吐息で

通じ合っていたような気がしました。

 

 

ホテルを出てお店まで歩く時は

手を繋いで歩いて帰りました。

 

 

雨が降っている時は彼が傘を持ってくれて

私の方は傾けてくれました。

 

そのおかげで彼の右肩はびしょ濡れで

そんな優しささえも私の生きる糧になっていました。

 

 

 

彼に惚れた話

 

 

 

二ヶ月が過ぎても彼は

変わらず私の事を指名してくださり

私は唯一その中の時間だけ

ユリアから普通の女の子になっていました。

 

 

彼はいつもラスト枠で来てくれていて 

この頃から彼が来てくれた日はお仕事終わりに

毎回ご飯を一緒に食べて車で送ってもらう

のがいつものパターンになっていました。

 

 

お仕事が終わり店を出ると

もうユリアではありません。

だから車の中では私に一切触ってこず

本名で呼んでくれました。

 

 

ご飯を食べに行くお店も

洒落たようなお店でもなく

ラーメン屋さんとか、ファミレスとか

そんな色気のないお店ばかりでしたが

私はとても心地よくて

いつか誰かが言っていた

「どこへ行くかよりも誰と行くかが大切」

という言葉の意味を理解しました。

 

 

もうこの時から私は

彼無しでは生きていけませんでした。

 

 

 

彼に惚れた話

 

 

 

そこから月に三回程来てくれるようになりました。

 

連絡先も交換したので毎日連絡を取ってました。

 

その日の天気の事や

食べたご飯の事、仕事終わったとか

今日は嫌な事があったとか。

 

 

色っぽい会話もなく

ただ会ってない日の事を報告しあってました。

 

 

彼は携帯に無頓着な人だったので

最初は一日に四、五回のペースでしたが

一ヶ月ほど過ぎると彼から返事が来ないと

心配するようになるまで連絡を取ってました。

 

 

そして会えた日には沢山抱きしめてくれました。

でも所詮お客様とコンパニオン。

それ以上でもそれ以下でもありません。

 

 

私は彼に夢中でしたが

気持ちを確認し合うような事はしません。

 

ただその限られた時間の中で

幸せを噛み締めていました。

 

 

 

彼に惚れた話

 

 

 

彼と出会ったのは一年前の四月。

 

フラリと来てくださった一回り年上の男性。

 

 

第一印象ははっきり覚えていませんが

無口な人だったので会話に困った事だけは

とても覚えています。

 

 

一回目に会って時間が来てバイバイする時

彼は私の目を見て「また来ます」

そう言って駅まで歩いて帰りました。

 

 

お客様のその言葉を信じた事はありません。

 

この時もそうでした。

 

でも三日後、彼はまた来てくれました。

正直驚きました。

全く楽しそうじゃなかったから。

 

 

「本当に来てくれたの?」

そう聞くと彼は

「また来るって言ったじゃないですか」

 

そう言って微笑んでいました。

 

 

 

私がその人の事を好きになったのは

何がきっかけとかそんなものはありません。

 

 

ただ抱きしめられた時

とてもとても幸せな気持ちになったから。

 

 

人生で初めて、抱きしめられた事に

幸せを感じたからです。

 

 

 

彼に惚れた話

 

 

 

こんばんは、ユリアです。

 

 

お久しぶりです。

 

 

私は、つい最近まで精神薬でボロボロに

手首ばズタズタの超絶メンヘラ野郎でした。

 

 

 

今は落ち着いています。

 

 

 

その理由はある人に出会ったから。

 

 

とても猫背でスーツが嫌という程

馴染んでいて哀愁のある後ろ姿の人。

 

とても無愛想で無口な人。

 

でも私が笑うと彼もつられて笑うの。

 

狭い狭いホテルの部屋で

風俗嬢ユリアとして出会った人。

 

 

私が心から愛した人。

 

その人の話を少しだけします。

 

 

 

でっかい愛とか希望

 

 

 

こんばんは、ユリアです。

 

 

皆様、でっかい愛とか希望

探してますか?

(某アイドルグループのソロ曲の歌詞)

 

 

私だって夢とか希望が

無かったわけじゃないんですよ。

 

 

人並みに夢を見て、人並みに希望を持って

生きてきましたが世の中そんなに

甘くないらしいです。

 

 

 

夢とか希望だけで生きて行けるほど

そんなに甘くないです。

 

 

私は好きな人とフワフワした

生活が送りたいだけなのに

必死で社会に溶け込んで

必死に毎日生きてそれでもまだ

少しの幸せしか見つけられてないです。

 

 

 

あなたがそこに生きていれば

それだけでいい。

 

なんて言ってくれる人が

一人一人にいればもう少し、もう少しだけ

生きやすいの世の中なのかなぁ。

 

 

 

生きているだけでいい。

とても簡単な事なのにどうしてこんなにも

必死にもがいてしまうのでしょう。

 

 

もがけばもがくほど、

落ちていくような気がします。

 

 

命は大切だ、と100万回言われるより

あなたが大切だ、と1回言われた方が

頑張れる気がしますね。

 

 

話のまとまりが無さすぎますが

言いたい事は

みんながずっと笑って暮らせますように

ってそれだけです。

 

 

皆様、お疲れ様でした。

 

 

明日からも頑張ってこのクソみたいな

世の中を歩いていきましょう。

(某アイドルグループの挨拶をもじった)

 

 

 

さて、寝ます。

 

 

おやすみなさいませ。

 

 

 

 

 

 

人生とは

 

 

 

こんばんは、ユリアです。

 

お仕事終了致しました。

 

 

今日もほぼつきっぱなしで

体力が底をつきました。

 

 

昨日は休みだったのですが

誰かに体を触られない日って

すごく快適です。

 

 

男性のブツを見ない日は

すごく快適です。

 

サラリーマンが毎日パソコンを触るように

毎日ブツを触っているので

もうなんの感情も芽生えなくなりました。

 

 

 

何かが終わった気がします。

 

 

一生このままなのかな、とか

人生ミスったなとか、

色々思う日々ですが

「ま、いっか」と5秒で解決します。

 

 

 

自分で選んだ道なので

それなりに楽しもうと思いますね。

 

 

人生何が起こるか分からないもんです。

 

 

私だって高校生の時は

自分が風俗で働くなんて

夢にも思っていませんでしたから。

 

 

楽しんだもん勝ちですね。

 

 

お給料握りしめて帰ると致します。

 

 

 

良い週末を。