風俗嬢ユリア

ようこそ欲望で溢れる世界へ

彼に惚れた話

 

 

 

そこから月に三回程来てくれるようになりました。

 

連絡先も交換したので毎日連絡を取ってました。

 

その日の天気の事や

食べたご飯の事、仕事終わったとか

今日は嫌な事があったとか。

 

 

色っぽい会話もなく

ただ会ってない日の事を報告しあってました。

 

 

彼は携帯に無頓着な人だったので

最初は一日に四、五回のペースでしたが

一ヶ月ほど過ぎると彼から返事が来ないと

心配するようになるまで連絡を取ってました。

 

 

そして会えた日には沢山抱きしめてくれました。

でも所詮お客様とコンパニオン。

それ以上でもそれ以下でもありません。

 

 

私は彼に夢中でしたが

気持ちを確認し合うような事はしません。

 

ただその限られた時間の中で

幸せを噛み締めていました。